熊野本宮大社を参拝する場合、
大鳥居から入り、158段の石段を上がって社殿へ向かう人がほとんどです。
しかし、古来の参詣は、
熊野古道中辺路(なかへち)の発心門王子(ほっしんもんおうじ)から
熊野本宮大社の神域が始まっているとされており、
参詣の人々は必ず発心門王子で祓いをしていました。
熊野本宮大社への参拝で時間がとれる場合は、
発心門王子から始めるとよいでしょう。
今回は、熊野本宮大社から発心門王子まで路線バスで移動しました。
その様子を紹介します。
目次
熊野本宮大社から発心門王子までのバス経路

熊野本宮大社前から発心門王子までは、
龍神バス(81番)が運行しています。
私が訪れた2022年12月時点で、1日7便が運行されていました。
決して多くないので、計画的にバスを利用しましょう。
熊野本宮大社前から発心門王子までは、約15分です。
運賃の支払いに交通系ICカードは使えませんが、
QRコード決済が使えました。
熊野本宮大社から発心門王子へバスで移動する方法
熊野本宮大社前から

熊野本宮大社前のバスのりばに発心門王子行きのバスが到着します。
発心門王子への道中は、
林道をひたすら上っていきます。
途中で乗る人もいませんし、熊野の雄大な自然を目の当たりにするでしょう。
発心門王子到着

約15分で発心門王子のバス停に到着です。
運賃は、470円でした。
現金で支払いました。
到着したのはいいですが、このバス停に発心門王子はありません。
徒歩で5分ほど林道を進んだところに、
発心門王子は鎮座しています。
ここでお参り(祓い)をしてから熊野本宮大社への参詣を開始しましょう。
【初心者も歩ける熊野古道】発心門王子から熊野本宮大社までの中辺路ルート
発心門王子から熊野本宮大社の熊野古道中辺路は、
初心者でも歩ける熊野古道の定番コースです。
約7kmの道のりで、
舗装区間と未舗装区間が降り混ざった道です。
実際に歩いた様子をまとめています。
旅行ガイドなどでは、
この区間の所要時間は約3~3.5時間と記載されていることが多いです。
私は日頃運動していますが、
実感としてはそこまでかからないのではないかと感じました。
1時間40分で踏破できました。
熊野本宮大社周辺のコインロッカー情報
熊野本宮大社前から発心門王子へ向かう場合、
先ほど紹介した熊野古道中辺路を歩く人がほとんどだと思います。
初心者向けのルートといえども、
全長約7kmの林道なので、それなりに大変です。
できるだけ身軽な状態で歩くために、
不要な荷物は熊野本宮大社近くのコインロッカーを利用しましょう。
バスで熊野三山は一日で回れるか?
熊野を訪れる場合、
熊野三山に参拝したい人は多いと思います。
しかし、熊野は地理的に遠く、日常の忙しい中の旅行だと時間の確保がネックです。
熊野三山は路線バスでも1日で回ることができます。
ただし、それは計算上の話で、
1泊が推奨される旅程だと心得ておくとよいでしょう。
立地の観点で拠点にするなら、新宮がおすすめです。
2月~5月は高野山や熊野観光をおすすめしない理由
熊野エリアは、
山間地ですが、年間通して訪れることができます。
しかし、2月~5月はおすすめしません。
理由は、スギ及びヒノキ花粉の飛散時期だからです。
熊野を含む紀伊山地の山林は大部分が、スギとヒノキです。
花粉症持ちの人は、旅程を組む際に注意しましょう。
熊野だけでなく、高野山も同様です。
熊野旅行のお役立ち情報まとめ
和歌山県の熊野を訪れたときの情報をまとめています。
実際に訪れたときに得た雑学や失敗談、経験が基になっています。
熊野を旅行される人の参考になると思います。
以上が、「熊野本宮大社から発心門王子へバスで移動する方法」です。
参考にしてみてください。
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