初めて熊野三山を参拝してきました。
三社の凛とした空気感もさることながら、
そこに行くまでの紀伊山地の自然は、素晴らしかったです。
さて、熊野詣を計画する場合に、
三社(本宮、速玉、那智)すべてを参拝したいと考える人が多いと思います。
さらに休みも限られているので、できれば一日で回りたいところです。
今回は、バスで熊野三山を一日で回るにはどうしたら良いかまとめてみます。
目次
熊野三山を一日で回る際の前提条件
まず、熊野三山を一日で回る際の前提条件を整理します。
交通手段はバスで、以下の条件を加えます。
(それなりに大事なことだと思います。)
移動手段が車で、かつ特に以下の条件を気にしない人は、楽に一日で回れるでしょう。
また熊野御坊南海バスが、熊野三山めぐりの定期観光バスを運行しています。
https://kumanogobobus.nankai-nanki.jp/tourbus/
こちらも検討してもいいでしょう。
熊野三山を回る順番(本宮→速玉→那智)
熊野三山は、回る順番が決められています。
熊野本宮大社→熊野速玉大社→熊野那智大社の順です。
この順番を守らないと何か不都合があるわけではないので、
各自の判断で良いと思います。
私は、せっかくの熊野詣なので、この順番どおりに参拝しました。
もっと言うと、熊野本宮大社の社殿及び末社にも参拝順路があります。
熊野本宮大社のHPで紹介されています。
午後1時までに参拝する
神事は午(うま)の刻までにするのが、習わしです。
午の刻とは、午前11時から午後1時までを指します。
神社へ参拝する場合は、午後1時まで済ませるようにしましょう。
よって、熊野三山の参拝の最後が熊野那智大社となり、
熊野那智大社での参拝を午後1時までに終えるつもりで予定を立てます。
バスで熊野三山は一日で回れるか?
結論は、バスで熊野三山を一日で回ることはできます。
ルートは、3つあります。
道中は同じなので、どこから熊野本宮大社を目指すかになります。
時間のゆとりを考えると、①温泉ルートか②新宮ルートがおすすめです。
①温泉ルート
熊野本宮大社周辺には、温泉街は複数あります。
湯の峰温泉、わたらせ温泉、川湯温泉が有名です。
これらに宿泊し、
早朝、バスで熊野本宮大社へ、参拝
↓
バス(川丈線)で熊野本宮前から速玉大社前へ、参拝
↓
バス(新勝線→那智山線)で熊野速玉大社から熊野那智大社へ、参拝
の流れです。
ネックは、前日までに熊野入りしておかないといけない点です。
②新宮ルート
新宮ルートは、和歌山県と三重県の県境にある新宮市に滞在します。
流れは、①と同様で、
早朝、バスで熊野本宮大社へ、参拝
↓
バス(川丈線)で熊野本宮前から速玉大社前へ、参拝
↓
バス(新勝線→那智山線)で熊野速玉大社から熊野那智大社へ、参拝
の流れです。
立地に関しては新宮が最も良いです。
③紀伊田辺ルート
紀伊田辺ルートは、紀南の中心・紀伊田辺駅から熊野入りを目指すルートです。
その後の流れは、①②と同様です。
早朝、バスで熊野本宮大社へ、参拝
↓
バス(川丈線)で熊野本宮前から速玉大社前へ、参拝
↓
バス(新勝線→那智山線)で熊野速玉大社から熊野那智大社へ、参拝
の流れです。
紀伊田辺駅は、和歌山県唯一の空港・南紀白浜空港が近いです。
飛行機で和歌山入りして熊野詣を考えている人は、利用すると良いでしょう。
熊野三山めぐりは1泊2日を推奨
ここまで3つのルートを紹介しましたが、
どれも参拝と移動がとてもタイトです。
熊野三山を回った身からすると、一日で熊野三山を回るのは大変です。
なので、時間が許すのであれば、どこかで1泊しましょう。
熊野の温泉街、新宮、那智勝浦のどこでもかまいません。
(個人的には、那智勝浦が良かったです。)
せっかくの熊野詣なので、熊野古道を歩いたり、
めはり寿司やマグロなどのグルメを楽しむのも良いでしょう。
2月~5月は高野山や熊野観光をおすすめしない理由
熊野エリアは、
山間地ですが、年間通して訪れることができます。
しかし、2月~5月はおすすめしません。
理由は、スギ及びヒノキ花粉の飛散時期だからです。
熊野を含む紀伊山地の山林は大部分が、スギとヒノキです。
花粉症持ちの人は、旅程を組む際に注意しましょう。
熊野だけでなく、高野山も同様です。
以上が、「バスで熊野三山は一日で回れるか?」です。
参考にしてみてください。
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