それぞれの国で縁起が良いという数字が存在します。
日本であれば、「3」「7」「8」がそうでしょうか?
その国で縁起が良いされる数字は、
宗教だけでない文化を反映していることが多く、非常に興味深いものです。
さて、今回はタイで縁起がよいとされる数字について紹介したいと思います。
結論から言うと、タイでは「9」がラッキーナンバーです。
本当にみんな「9」が好きです。
では、それはなぜでしょうか?
タイで「9」がラッキーナンバーなわけ
「9」はタイ語で เก้า(カーオ)と発音します。
「前進」「進む」「進歩」を意味する単語と同じ発音です。
前進や進歩がポジティブなイメージを連想させるため、タイでは非常に縁起が良いとされ、タイ国民は「9」が大好きです。
その証拠に「9」をゾロ目とした車のナンバーなどは、非常に高価に取引がされているほどです。
「9」を好きなもう一つの理由
実はもう一つ、タイの国民が「9」を好きな理由があります。
それは、2016年に亡くなったプミポン国王の存在でした。
在位70年にして「国民の父」と言われたプミポン国王は、タイ王国のラーマ9世でした。
そうです。
ここにも「9」がありました。
プミポン国王は国民に絶大な人気を誇っており、その人気に拍車がかかって、タイ国民が「9」を好きなったとされています。
山ほどある「9」にまつわるエピソード
私も数ヶ月、タイ・バンコクに滞在したことがあるのですが、
「9」にまつわるエピソードはいくつか持っています。
まずは、ゴルフです。
ゴルフは18ホールを2分割して、1~9ホールをOUT、10~18ホールをINと言います。
INとOUTのどちらかからスタートでラウンドを始めるのですが、
タイ人の同僚・友人は決まってINスタートになると喜んでいました。
理由は、最終ホールがOUTの9番ホールになるからです。
それだけで「よし、今日はいい一日になるぞ」と思うらしいです。
ちょっと驚きました。
他には、ビンゴゲームでも驚きました。
通常、ビンゴゲームというと配られたカードの真ん中に穴を開けてスタートします。
私のタイ人の友人は、自分のカードに「9」があったら勝手に穴を開けていましたね。汗
「え、なんで?」と聞くと、
「9はみんなの数字だ。だからいいんだ。お前も開けていいぞ。」と言われました。
残念ながら自分のカードに「9」がなかったですが、
タイの国民が「9」を本当に好きだということがこのような体験から理解できました。
多分、そこら中でこのようなエピソードはあると思います。
以上が、「なぜタイでは「9」は縁起が良いのか?」です。
参考にしてみてください。
タイ旅行お役立ち情報まとめ
タイのバンコクに暫く住んでいた経験があり、
そのときに得た雑学や失敗談、経験をまとめています。
タイ旅行時の参考になると思います。
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