島国の日本で暮らしていると、海がすぐそばにあるのでそれが自然なことと思ってしまいます。
しかし、世界を見渡すとそんなことはありません。
大陸に存在している国がほとんどで、日本とは全く違った環境で人々が生活しています。
その中で、特異なのが「二重内陸国」です。
今回は、この二重内陸国にフォーカスを当ててみたいと思います。
二重内陸国とは?
「二重内陸国」(内内陸国とも言われます)とは、
国境を最低二回通過しなければ海に到達しない国のことを指します。
つまり、自国が内陸国というだけでなく、
国境を接する隣国も内陸国という世界でも特異な場所に位置する国々のことです。
とてつもなく海が遠く感じますね。
そのため二重内陸国は、世界で二カ国のみです。
その二カ国とは、リヒテンシュタインとウズベキスタンです。
はい、どちらも日本人にとっては、馴染みがない国ですね。
ウズベキスタン
ウズベキスタンは、ユーラシア大陸の中央アジアに位置する国です。
旧ソビエト連邦の国です。
隣国は、トルクメニスタン、カザフスタン、タジキスタン、キルギスともちろん内陸国です。
「地図を見ると、カスピ海という海があるじゃないか!」と言われそうですが、カスピ海は世界最大の湖です。
(2018年にカスピ海の沿岸5ヶ国(カザフスタン、ロシア、イラン、アゼルバイジャン、トルクメニスタン)が「カスピ海の法的地位に関する協定」を締結し、カスピ海を「海」だと定義しています。)
私は、ウズベキスタンに訪問歴(2017年)があります。
首都のタシケント、世界遺産があるサマルカンド、ブハラと旅しました。
ウズベキスタンは、旧ソビエト連邦や二重内陸国という背景だけでなく、
ユーラシア大陸の中央に位置するため様々な影響を残しています。
二重内陸国ということで、空気はすごく乾燥しています。
加えて食に魚は一切ありません。(あっても高い)
羊肉がメインで、内陸国特有の食文化でした。(個人的には、めちゃくちゃ好みでした!)
2017年にウズベキスタン旅行については、
そのときに得た雑学や失敗談、経験をまとめています。
ウズベキスタン旅行時の参考になると思います。
リヒテンシュタイン
もう一カ国が、リヒテンシュタインです。
リヒテンシュタインは、ヨーロッパにある小さな国です。
世界で6番目に小さな国ということで、私たちに馴染みがないのも当然かもしれません。
隣国は、スイスとオーストリアです。
繰り返しますが、スイスとオーストリアも海に接していない内陸国になります。
リヒテンシュタインは、訪問歴がないので訪れたい国の一つです。
以上が、「世界に2カ国だけ!二重内陸国って知ってますか?」です。
世界中に海に接していない内陸国はたくさんありますが、二重内陸国は二カ国だけです。
参考にしてみてください。
2018年に、カスピ海は湖から海に変わったため、ウズベキスタンは、事実上二重内陸国ではなくなりましたよ。
蓮様
コメントありがとうございます。
内容に加筆しています。