ユーラシア大陸、特に欧州を旅するとバスや列車を使い、すぐに隣国に旅行できるのでいいなといつも思ってしまいます。
島国の日本では考えられない感覚です。
さて、その隣国への移動手段で最も安価なのが、バスでしょう。
飛行機でもLCCという格安航空会社がありますが、バスの世界でもそういった類の会社が存在します。
欧州で有名なのが、FLIXBUS(フリックスバス)です。
今回は、欧州旅行中に初めてFLIXBUSを利用したので、その予約方法について書いてみます。
FLIXBUSとは
まず、FLIXBUS(フリックスバス)について触れておきます。
ドイツのミュンヘンに所在するバスネットワークです。
欧州だけでなくアメリカでもバス事業を展開しており、自国のドイツではバス旅行の90%のシェアを持つサービスです。
緑の車体が印象的ですね。
街中で走っていても非常に目立ちます。
サービスは、飛行機のLCCをイメージしてもらえばいいでしょう。
チケットはインターネットで購入し、サービスも最低限。
しかし、日本の高速バスは車内にフリーWi-fiがないことがありますが、FLIXBUSはあります。
車内にトイレもありますし、座席も欧米人のサイズに合わせてあるので体型の小さい日本人にとっては十分なスペースです。
FLIXBUSのウワサ
そうは言ってもFLIXBUSは、悪いウワサも多いし、実際に事故も起きているので知っておきましょう。
トリップアド〇〇イザーなどのレビューサイトでは、「劣悪」や「最悪」、「二度と利用しません」という低評価がたくさんあります。
正直ここは、利用した方の印象なのでしょうがない部分が多いです。
私が利用した限り、快適そのものでした。
運行はタイムテーブルどおりで、座席などへの不満も一切ありませんでした。
しかし見過ごせないのが、2019年に立て続けに事故が起きていることです。(2019年で少なくとも5件)
特に、2019年11月には日本人も被害に合う事故が発生しました。
https://jp.sputniknews.com/incidents/201911046811538/
加えて、東洋経済の記事も参照してください。
https://toyokeizai.net/articles/-/312636
私はこれを知った上で利用しましたが、「判断は各自に任せます」としか言えないです。汗
FLIXBUSの予約方法
ここからは、FLIXBUSの予約方法について触れていきます。
残念ながら日本語の予約ページありません。
しかし、簡単な英語で予約が可能なので、トライしましょう。
まずは、トップページです。右上で言語が指定できます。英語(EN)に切り替えましょう。
なお、予約の前に会員登録をしておきましょう。
E-mailまたはFacebookで会員登録が可能です。
会員登録に続いて便検索です。
サンプル(ロンドン-パリ間の片道)を入力してみました。片道の場合は「One Way」、往復の場合は「Round Trip」を選択します。
出てきた結果です。時間と料金が一目瞭然でわかりやすいですね。
なお、Parisの()は、バスターミナルが複数ある場合に表示されます。今回のパリの場合は、Bercy SeineとGallieniがあるので利用する際は間違えないようにしましょう。
試しに、一番上の候補を選択してみます。
前述でLCCをイメージすると良いと言いましたが、FLIXBUSでも座席指定と荷物の追加(7kgの手荷物と20kgまでの預け荷物は無料)には別途料金が発生します。
条件の指定が完了したら、「Proceed to payment」を選択します。
最後に支払いを完了しましょう。
手数料無料で日本人にも馴染みのあるPayPalが使いやすいですね。
なお、私はクレジットカードで決済を試みたのですが、何回か拒否されました。(原因は不明)
加えて、カード会社に不正利用を疑われて、そこでも決済を拒まれました。
PayPalの方がスムーズでしょう。
支払いが完了すると、登録した連絡先にチケットが送付されます。
乗車当日は、このチケットにあるQRコードをチェックされます。
事前に準備するようにしましょう。
加えて、チケットと共に荷物タグも送付されます。
私は付けていましたが、他の乗客は誰も付けていなかったのでどちらでもいいと思います。
以上が、「ヨーロッパ格安長距離バス・FLIXBUSの概要と予約方法」です。
参考にしてみてください。
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