通称、熊野詣と言われる熊野三山への参拝を目的に、
紀伊山地の熊野を訪れる人もいるでしょう。
しかし、三社は地理的にそこまで近くなく、
参拝のルートを組むのにも苦労します。
また、熊野というエリア自体がアクセスしにくく、ハードルが高いです。
私が訪れた印象でいうと、
熊野三山への参拝を目的とする場合は、新宮を拠点にすると良いと考えています。
目次
熊野三山を参拝する際の予備知識
まず、熊野三山を参拝するにあたって、
知っておいたほうが良いことについて触れます。
「そういうの、どうでもいいよ」という人は、スルーしてください。
熊野三山を回る順番(本宮→速玉→那智)
熊野三山は、回る順番が決められています。
熊野本宮大社→熊野速玉大社→熊野那智大社の順です。
この順番を守らないと何か不都合があるわけではないので、
各自の判断で良いと思います。
私は、せっかくの熊野詣なので、この順番どおりに参拝しました。
もっと言うと、熊野本宮大社の社殿及び末社にも参拝順路があります。
熊野本宮大社のHPで紹介されています。
午後1時までに参拝する
神事は午(うま)の刻までにするのが、習わしです。
午の刻とは、午前11時から午後1時までを指します。
午前と午後が入れ替わるタイミングということです。
神社へ参拝する場合は、午後1時まで済ませるようにしましょう。
よって、熊野三山の参拝の最後が熊野那智大社となり、
熊野那智大社での参拝を午後1時までに終えるつもりで予定を立てるといいです。
熊野三山へは新宮を拠点にすることをおすすめする理由
熊野三山を訪れるのに、
新宮を拠点することをおすすめする理由は、
三社それぞれにアクセスが良く、移動時間が短くてすむからです。
新宮駅から、
熊野本宮大社…バス(川丈線)で約1時間
熊野速玉大社…市内バスで10分弱
熊野那智大社…バス(新勝線、那智山線)を乗り継いで、約1時間10分
と、点在する三社それぞれへアクセスが確保できます。
1日または、午(うま)の刻までに三社へ参拝することも可能です。
デメリットは、新宮駅までのアクセスが簡単ではないことです。
三重方面から紀勢本線、和歌山方面からきのくに線を利用します。
(どちらにも特急があります。)
ホテルですが、
新宮自体がこじんまりとしていて、ホテルの数も多くありません。
ご自身の予算に合わせて予約しましょう。
新宮駅のコインロッカー情報
新宮駅を熊野観光の拠点としたときに、
駅構内にコインロッカーが設置されていることも頭に入れておきましょう。
特に、移動が鉄道(JR)の場合は、
なにかと便利です。
2月~5月は高野山や熊野観光をおすすめしない理由
熊野エリアは、
山間地ですが、年間通して訪れることができます。
しかし、2月~5月はおすすめしません。
理由は、スギ及びヒノキ花粉の飛散時期だからです。
熊野を含む紀伊山地の山林は大部分が、スギとヒノキです。
花粉症持ちの人は、旅程を組む際に注意しましょう。
熊野だけでなく、高野山も同様です。
熊野旅行のお役立ち情報まとめ
和歌山県の熊野を訪れたときの情報をまとめています。
実際に訪れたときに得た雑学や失敗談、経験が基になっています。
熊野を旅行される人の参考になると思います。
以上が、「熊野三山へは新宮を拠点にすることをおすすめする理由」です。
参考にしてみてください。
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