世界をガラリと変えてしまった新型コロナウイルス。
この騒動が一段落したあとも、結構尾を引くと思います。
特に、直撃している業界の一つが、海外旅行です。
影響はすでに大きいですが、今回は新型コロナウイルスが落ち着いたあとの宿泊事情と心構えについて、考えてみたいと思います。
まず超えるべきは入国制限
今後、海外旅行をしようとすれば、まず超えるべき第一のハードルは入国制限になります。
現在は騒動の最中なので、どの国もハードな入国制限を実施していますね。
一段落すれば、入国制限も解除されて、これまでどおり旅行できると考えている人もいるかもしれません。
しかし、医療が進んでいるはずの先進国がこの状態なので、なんだか先行きは不透明です。
これまでノービザで渡航できた国に査証(ビザ)やそもそも入国禁止で行けないということは往々にして起こるでしょう。
宿泊はホテル以外の選択肢はなくなる
次に宿泊事情です。
新型コロナウイルスが流行する前は、シェアリングエコノミーとしてAirbnb(エアビー)が一般化しつつありました。
その流れは、一気に止まりそうです。
それだけでなく、ゲストハウスような宿泊施設にも影響は出るでしょう。
このような場所は、バス、トイレが共同で利用者の密着度はホテルに比べて格段に高いと言えます。
さらに、数名で部屋をシェアするドミトリーとなると、一人でいる空間はほぼゼロ。
利用する側も、ちょっと抵抗を感じます。
また、エアビーに関してはホストの問題もあります。
新型コロナウイルスという目に見えない疫病の患者が、自分の物件から発生する可能性があるとホストも尻込みするのではないでしょうか。
利用者もそうですが、宿泊場所をシェアするというハードルが一気に高まりました。
しばらくは、宿泊手段はホテルの一択といえます。(ホテルなら安全とはいえませんが)
アジア系人種に対する風当たりも強まる
最後に、人種差別的な問題に触れます。
今後、アジア以外の地域では、アジア系人種に対する風当たりが強くなると思っています。
もちろん差別することは良くないですが、現実は異なります。
実際にアジア系人種に対するヘイトは、新型コロナウイルス初期の頃は起こっていました。
ある程度、事態が収束しても、この新型コロナウイルスがアジア(中国)を発端として起こった問題であることは変わりません。
そのため、海外旅行する場合(特に、欧米)は、いつでもヘイト的な扱いを受ける可能性があるということを、頭に入れておいたほうがいいでしょう。
大事なのは、マインドセットです。
なお、新型コロナウイルスの発端は中国で、日本ではないと主張する人もいるかと思いますが、効果はないでしょう。
私達が見た目でイギリス人とフランス人を判別できないように、彼らも中国人と日本人を即座に判別することは不可能に近いです。
むしろ地理的に遠すぎて、地図を見せられてもどちらが中国で、どちらが日本かもわからない人がたくさんいるでしょう。
そして、もし、そういう扱いを受けたくなければ、当面、海外旅行は行かないほうがいいと思います。
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