以前書いたことがあるのですが、私は旅行は個人手配を断然おすすめしています。
しかし、最近ふっと思ったことがあります。
それは、ツアーもいいんじゃないか?ということです。
特に、「旅行は、専ら個人手配」という人に当てはまります。
今回は、旅行はツアーもいいかもしれんと思うことについて、書いてみます。
脱・予定調和
旅行に求めることは、人それぞれだと思います。
私は、自分の価値観にないことや当たり前だと思っていることを覆される経験が非常に学びになります。
ヨーロッパで改札がないという仕組みに遭遇したときも、そんな感じでした。
もちろん、世界遺産や観光目所を巡るのも好きですが、街をブラブラと目的なく歩くのとかも大好きです。
旅先でのランニングも気持ちいいですね。
なにか田舎で漫然と生きている自分には、旅行(特に海外)の空間は完全に脱・予定調和させてくれます。
自分の趣味嗜好とは逆の選択肢をとる意味
そんなことを考えていると、「あれ?じゃあツアーの方が良くない?」と思い始めてきました。
実は、自分にとってツアーの方が脱・予定調和じゃないのか?と。
そこで、個人手配とツアーの違いをまとめてみました。
個人手配 | ツアー | |
---|---|---|
手配 | 自分 | 旅行会社(相手) |
旅程 | 自分で考える | 旅行会社(相手) |
はずれの有無 | 少ない | あり |
偶然の出会い | 少ない | あり |
自分で旅程をすべて準備する個人手配は、”旅行を自己投資にする”選択肢の一つです。
その意見は、変わりません。
しかし、すでに個人手配に慣れている自分には、ツアーの魅力が逆に大きくなってきているなと感じます。
それは、個人手配は、どうしても自分の好みを反映した動き、行き先になりがちだからです。
言うなれば、今の自分にとって、個人手配が予定調和になりつつあるということです。
特に、初めて訪れる場所を除いて複数回訪れたことがある渡航先では、以前も訪れたことがあるいつもの場所を定点観測として訪れてしまっています。
自分の場合であればタイ・バンコクに30回前後は渡航しているため、泊まるエリアやホテル、レストランなどが固定化し、新たな開拓が中々できていません。
人間、慣れてくるとそんなものだなと思います。
しかし、ツアーであれば他人が決めた旅程です。
自分の好みはあまり反映されず、ベタな行き先になるかもしれませんが、
個人手配では絶対に行かないような観光地、入らないようなレストランを訪れる可能性が高まり、
予定調和は大きく崩れるようになると思います。
セレンディピティ(偶然性)を狙おう
よくビジネスの世界では、「セレンディピティ(偶然性)が大事だ」と言われることがあります。
自分の予期しない出会いや発見が未来の自分の幸せにつながっていくという意味です。
個人手配で旅行する場合でも、様々なトラブルや経験が今後の糧になる可能性も考えられます。
しかし、偶然性という観点からは全く選択肢になかったオプションを半ば強制的に経験するツアーには敵わないでしょう。
自分が今後、旅行するときには、その点を考えて計画を立ててみようと思っています。
なお、マイルを使いたいなどの制約がある場合は、滞在先での1日はオプショナルツアーを予約するという方法もありだと思います。
私は、苦手なのですが。
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